広島酒造りトラスト −トラストだより 師走号−

1999年12月24日号 広島酒造りトラスト事務局発行
こんにちわ

 1999年も遂にカウントダウン状態となりました。日本酒愛飲家の仲間の皆さんもこの1年を振り返り、美味しかったあの酒この肴、すばらしい酒蔵と蔵人たちetc・・・を思い起こしているのではないですか?会員の皆さんは、年末・年始に呑む旨酒は怠りなく準備ができているのでしょうか。いくつかの蔵元では、2000年を迎えるためのミレニアム商品をだしているようです。どのような年末・年始を迎えるかそれぞれのTPOに合わせて酒、肴、器、相手、場所などイメージしてみてください。


報告します

 さて、トラストだより−初秋号(9/17)−を発行して以来、二つのイベントを実施しましたので、その概要を報告します。参加していない方は次回のためにイメージを膨らませてみてください。参加した方は楽しさを思い出してください。

@トラスト酒米稲刈り
 10月17日(日)には会員とその仲間45人が双三郡布野村奥の迫に集合。金本さんの指導で稲刈りに汗を流しました。子供達を含めて初めての方も数人いたようですが、鎌で稲を刈ってハデに干し何とか作業を完了。その後は金本さんのご協力により、イノシシのバーベキュー、マツタケご飯など秋の山村ならではの料理と酒を囲んで交流会。秋の空はあくまでも高く、食欲は限りなく深かった。

A酒蔵稔りコンサート
 11月21日(日)は小山みつなさんの民謡の熱唱と小山貢蕉さんの津軽三味線の熱演で100人余りの観客がおおいに盛り上がり、ひんやりとした晩秋の酒蔵交流館も熱気を帯びたように感じました。軽快なトークと生の民謡・三味線は格別な味わいがあります。コンサートの後は、2人の出演者を交えての地酒交流会。みつなさんは牡蠣の味噌鍋が大変お気に入りのようでした。

ご参加ください

 トラストだより−初秋号−で予告しておりましたが、酒蔵体験イベントをつぎの通り開催します。
多くの方の参加を期待します。

 
酒蔵体験「善七ただいま醗酵中」の会

 今回は初めての試みとして、善七の醗酵状況の見学と酒粕を剥がす体験(タイミングが合わなければ他の行事になります)を計画しました。早春の一日を酒蔵で楽しく美味しくすごしましょう。


日 時 200026日(土) 13:30から
場 所 藤井酒造株式会社 竹原市本町3−2−25 Tel0846-22-2029
バスの時間
かぐや姫号
行き 広島BC→広島駅→竹原駅  帰り 竹原駅→広島駅→広島BC
     11:00   11:11  12:19       17:08  18:13  18:25
     11:50   12:01  13:09       18:03  19:08  19:20
プログラム 13:30 現地集合
13:40 善七見学 醗酵状況を見ながら今年の出来具合などの説明を受ける
酒粕剥がし 酒の搾りはタイミングが重要ですから、その日にタイミングが合わなければ他の行事になります(タイミングが合うよう祈りましょう)
14:30 利き酒会 新酒とそれに合う肴で利き酒をしながら酒文化談義
16:30 終わり
参加費 大人4000円
参加申込 先着30人まで。
2000年2月18日(金)までにファックス、Eメールで事務局へお申込みください。
酒蔵だより

 こんにちは、藤井酒造の藤井善文です。善七の仕込みは年が明けてからとなりますから、今回は蔵の近況をお知らせします。
 今年はいつまでも暖かい日が続き、心配していましたが、やっと冷え込むように成りました。今年の仕込みも11月から始まり、現在2本搾りあがりました。2本目のお酒は年賀の酒として19日から蔵出しています。含みのある、きめ細やかなお酒に仕上がったと思います。搾ってそのまま瓶詰めしたため、酵母がお酒に残っていて炭酸ガスも含む面白いお酒になりました。3本目は同じように瓶詰めし、「蔵生原酒」として21日ころから蔵出しします。吟醸の仕込みももう間もなくです。今、酒母をたてています。今年のお米は、硬くもろい性質です。原料のお米を蒸し上げるまでが例年に増して神経を使う、気をぬけない年です。トラストのお米も精米が済み、現在「枯らし」といって精米で乾燥したお米を、湿度調整している状態です。1月下旬に仕込みをします。
 2000年は辰年です。龍の勢いのごとく日本酒が飛躍しますよう願っています。 「龍勢」もどうぞよろしくお願い致します。

 
会員だより(益成真由美さん)

 広島の皆さんのお久しぶりです、お元気ですか? このたび私は、東京例会に参加させていただきました。広島で馴染みのある顔がちらほら。東京に転勤されてきている方々が結構いらっしゃるものなのですね。おかげで心細くありませんでした。 東京で食べられる「広島風お好み焼き」の店も、ご親切に教えていただいたし。(東京じゃ、滅多に美味しいお店がなくて、禁断症状が出ていたのです。) ゲストには、カルビーにお勤めの民謡歌手、小山みつなさんが素晴らしい喉を披露してくれました。彼女とも同級生ということで仲良くなれました。このように、お酒を通じて、知らない土地でも人との輪が広がるというのは素敵なことですね。参加した甲斐があったというものです。
 ところで、私、「きき酒師」の資格を取りました。“ただの酒好き”だったのですが、少しでもお酒の事を知ろうと思ったことがキッカケです。日本酒を造る工程など、たくさん項目があって、勉強するうちに、「酒造りに携わる人って大変だなぁ。」と感じました。
 今年の春には、広島に戻る予定です。広島でまた美味しいお酒と懐かしい顔ぶれに出会えるのが今から楽しみです。 それでは皆さん、良いお年を!

 
会費の納入をお願いします

 年会費の納入が未納の方は、早めに納入してください。(ボーナスが無くならないうちに・・・)
納入したかどうか分からなくなった方は事務局に問い合わせてください。
年会費 1口1万円(善七720ml 3本) 原則1人2口まで(それ以上は相談に応じます)

 振込先  郵便振替 口座名 広島酒造りトラスト
      口座番号 広島01390−1−36008
 ※振込手数料は各自ご負担くださいますようお願いいたします


世話人の「勝手にお店紹介」
 今回は、日本酒と同様日本の食文化で粋な「蕎麦」の美味しいお店を紹介します。

 手打ち蕎麦「たつ吉」(本川公園西に入る)
 広島市中区猫屋町7-19 TEL082-292-5658

蕎麦の栽培地にまで拘った薄い色の細麺は、香りほんのりのど越し爽やか。かえし(タレ)はあくまでも蕎麦の美味しさを大切にした薄目の味。吟醸酒を呑みながら、いたわさ、たまごやき、蕎麦の実の味噌焼きと注文し、ほろ酔い加減の頃合いを見計らって盛り蕎麦をこぎみよく啜る。そして「美味しかったよ」と店長に声をかけて帰る。これが「粋」というものではないでしょうか。
   
ひとり言(編集後記)

 去る12月10日(金)の日経新聞に「コメのエキス使い酒」という記事が掲載された。香川県の酒造会社が「このエキスは胃潰瘍の予防、治療に役立つ」と医薬学会で発表したそうで、全国29の酒造会社で設立した「日本酒ライスパワー・ネットワーク」がそのエキスを使ってアルコール飲料の醸造に取り組むそうだ。
 たしか「ワインがからだに良いわけ」という本が出て、ワインブームを盛り上げたことがありますが、日本酒をこよなく愛する我々には、からだに良い日本酒ができれば至上の喜びではないでしょうか。アルコール飲料と書いてありましたが、吟醸酒でしょうか・・・おおいに気になるところです。