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広島市袋町小の「被爆伝言」校舎を公開 '01/8/5


 「被爆伝言」が残っていた広島市立袋町小(広島市中区)で四日、被爆保存校舎の一般公開が始まった。保存工事は来年二月完成だが、新世紀初の「原爆の日」を前に暫定公開した。六日まで。

 地下一階、地上一部二階の保存校舎(延べ二百三十平方メートル)は、壁に塗った漆喰(しっくい)の下から「寮内」などの文字が発見された西校舎の一部。初日は、袋町小ゆかりの人や小学生たち約三百人が入場した。

 西校舎の解体部分から切り取った被爆資料も展示。「患者 村上」と書かれた柱や、「御知セアリタシ」の文字が残る黒板裏の壁など五点で、訪れた人たちは食い入るように見詰めていた。公開時間は、午前九時〜午後五時。

 同小で救護活動をしたという尾道市美ノ郷町、会社員木村時美さん(71)は「伝言のことは記憶にないが、あの惨状の中では、肉親再会への一本の糸だったのでしょうね」と話していた。

【写真説明】黒板の壁に残された「伝言」に見入る人たち


この記事は中国新聞(http://www.chugoku-np.co.jp/)より転載しています。